2015年11月、病床(重症筋無力症)で私が創った「哀しみのバタクラン」は、加藤ハツ館長の遺言がテーマとなっています。
「歌い手には、平和を願う歌を歌う義務がある。何故なら平和でなければ文化は育たないから」とのコンセプトで「平和希求ライブ」も行いました。
近年は娯楽としての音楽が注目を集め、平和希求ライブを行う人がごくわずか・・・私の意思を継ぐ者がいなくなってしまって残念です。
哲学的表現をするならば「政治は対立物を統一する。音楽は対立物を調和させる」。
これは政治は”外科手術の手法”で患部を切り取るが、音楽は”漢方薬の手法”で、ある物をそのまま内在させたまま時を経て治癒させるとも言い換えられます。
私が創った「パリ同時多発テロ犠牲者追悼歌」は、著名なシャンソン歌手アンヌ・シルベストルの孫バティスト・シュヴローがあの「バタクラン劇場」で亡くなった事へのレクイエムでもあります。
▼哀しみのバタクラン
https://youtu.be/qafs1KeLoRE?si=tpy1fj2QGrPp1FiN