旧ソビエト連邦で知らない人は居ないと言われた曲「百万本のバラ」は、バルト3国の「ラトビア」で作られた作品。
「マーラが与えた人生」の「プリエディス」による詞を、ホズネセンスキーがロシア語訳して、ロック・シンガーとして人気があったアーラ・プガチョワが歌った。日本発売された唯一のLP。
貧しい画家のピロスマニが「街中の花を全部買った」のは事実ではなく(もしそうなら、運搬料が莫大となる)自宅の庭(百万本は実際の本数でない)一面にバラの苗木を植えて女優を招待しようとしたけれど実現しなかったと言うもの。
不詳を承知で言えば、宿泊ホテルの窓から見て庭前部にバラの切り花を敷きつめたら「不法侵入だぞ」と警察官である私の友人が笑って言った。
幾つもの訳詞があるが松山善三氏のものが知られている。
「信じてくれますか、一人の若者が」との表現に違和感を覚え、私は「・・・貴女の為に僕は」と勝手に直して歌ってしまいました。
訳詞を書いた方へのリスペクトが無かったと反省、CD化の際には松山氏の訳詞通りに歌いました。