毎年のようにホテルでディナーショーのお仕事をいただけていた頃の珍事。
グラン・シェフから、ヴァイオリンの大久保ナオミに対して
「食事が主人公なのだから、君は邪魔にならない程度のBGMに徹してくれ給え」とのお達し!
ステージが始まり、彼女が蚊の鳴く様な音で弾いていると、お客様方が彼女の側へ寄って来て聴き始めたのです。当然、メインディッシュは冷めてしまい・・・。
お客様から「このホテルの料理が美味なのは知っている。でもこのヴァイオリンの音色は他では聴けないからね。このホテルの名企画だよ」と総支配人に声を掛けてお帰りに!
「勝負あった!さすが大久保ナオミ!」