我らが「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ」の花形ヴァイオリン奏者である「大久保ナオミ」は「サンショは小粒でピリリと辛い」の言葉が似合う人です。
アストル・ピアソラの後を追って、彼等一行のチャーターバスが速度規制ギリギリで飛ばすのを軽自動車で追尾した武勇伝が有。
アルゼンチン公演では、彼女のヴァイオリン演奏に驚嘆したジャーナリストが「アントニオ・アグリが女装したみたい!」と絶賛。
ブエノスのマエストロ達から「ぜひ我がオルケスタに入ってほしい」とのオファーが絶えませんでした。
彼女と私の音楽性はどこかでピッタリ合っていて、私がアレンジしたものしか弾かないと言う”こだわり”を持っていました。
「良き友ありての我が人生」ですが、今頃どうしているのかなぁ。
「便りのない事は良い便り」と思う事にします。