今では私も含め誰一人歌わなくなった楽曲に「恋のさだめ」があります。
この作品も冒頭に「ナレーション」が加えてありました。
「必死の思いで突き出した、とぎすまされたナイフのようにするどい口調で放った言葉が、今日もまた貴女の胸に当たって折れた」
間奏部分にも
「ピエロが踊ると、少女は泣いた。踊りを止めると少女は走る。ピエロの踊り、少女の涙、泣いても、泣いてもこの無知な少女は何が悲しいのか解らない。そして解らぬままに涙を拭いてレールの上を走って行くが、いつの日にか泣く事さえも忘れるだろう。少女はそのまま大きくなるがピエロは笑って衣装をかえる。ピエロは黙って化粧を落とす」
私は今ではこの歌のメロディーすら忘れてしまいました。