歌だけでなく、衣装デザインも自分でなさり、
リサイタルの折に華月ホール・ロビーに自作の焼き物を並べられたり…
瀬間千恵さんが、こだわりの権化のようなステージをなさる蔭にあるものに
感激することがよくあります。
先日のコンサートの折に、プレゼントして下さって京菓子にもまた、
そんな瀬間さんらしさを感じさせるものでした。
京都の貫永堂の和三盆で「雪うさぎ」と名付けられた品のいいもので、
あけてみたとたん「雪が降ってきた…」
とハイトーンで歌われる瀬間さんの歌声が聞こえて来るような気がしました。
瀬間さんを見ていていつも思うのは、和と洋のコラボレーションの見事さですが、
ヨーロッパからもたらされた、音楽と和の感性がマッチングしている
ライフスタイルがあってこそそのものなのかもしれません。