BSで秀逸な番組「青い募金箱」を見た。
記憶に残っているイスラエルに関する場面は殆ど無く戦闘シーンは更に少ない。
淡々としたMCの語り口調に歴史検証番組の矜持を見た思い。
振り返って昨今の報道番組に余りにも多い煙と火の映像や銃弾・砲弾の音。
過去イスラエルが何を求めて動いて来たのかをこうした番組で知れば、大きく視点が変わりかねない。
主人公は「ヨセフ・ワイツ」なる人物。
テーマは土地、そしてアラブ人排斥の為の「移送」事業。
国の行く末に土地と植林が必要と見抜き、今日に続く歴史の予言をしていた様な人物。
結果的にアラブ人は住む所を奪われた。
イスラエル建国の根本を明解に示したこうした番組こそ我々が冷静に正しく世界を見渡せる教科書に思えた。