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Channel: 加藤修滋のブログ
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赤い風船 歌唱極意

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数々のコンクール受賞歴を持つ丹羽昭子さんが歌う「赤い風船」が人気。

 

 

彼女は、この楽曲の私の詞(未承認詞)を、とても大切にしていて「良い詞ですね、どなたの?」と問われる度に嬉しくなり「加藤修滋先生の詞です」と胸を張って答えるそうです。

 

 

エルム・スタッフブログに掲載されている「訳詞図書館」で解説してありますが、セルジュ・ラマの幼少期の元体験に加えて成人してからの交通事故により身体も心も傷ついた経験が与えた記憶は忘れ去る事のないもの。

 

 

フランス映画は、愛し合う二人のクライマックス・シーンで、ガウンがサッと床に落ちる所でFINEと言う演出をするがセルジュも言うに言えない事を「今でも夢見る赤い風船」と繰り返しつぶやく裏で「人は誰の為に生きているのだろう、何の為に生きているのだろう」と言う人間にとって永遠の哲学的命題で終えている。

 

 

丹羽さんは、過去のレッスン中で私が託した事の記憶に加えて「祈り・願い・叫びそして優しさ」と言うメソッドを忠実に具現化しているから素晴らしい歌唱となっているのだろう。

 

 

それ以前に未来を担う子供を育てる保育園園長職によるものが大きいかも知れない。

単なる表現でなく祈りそのものが身体に染みついている気がしてならない。


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