フィリピンのパンパンガ刑務所の映像を偶然見て思い出したのが、前の大阪万博での事。
世界各国の若者が集まり、東京から日本の各都市を経て万博会場へ。
前記の映像に出て来た「パンパンガ」出身の女性と仲良くなりました。
最大の理由は、本来英語で話せないと参加できないのに、私はアコーディオンが弾けるからと「特別枠」採用(英語は話せず)。でも「リンリンウェイ」と言う彼女は唯一日本語で話してくれたのです。
当時「パンパンガ」では日本語とスペイン語を話せる人が上流階級。
彼女の父親はフィリピンの「ファースト・ナショナル・バンク」の頭取でした。
今回のテレビで忘れていた事を思い出しました。
思い出したと言えば、もう一人。
韓国人の男性でかろうじて日本語を話してくれる人がいました。カタコトですが私に身振りを含めて一生懸命言った事は「ピアノ、弾いてヨ」。
彼は自分が「バンブーダンス」を踊った後、必ずカッコ良い司会コメントで私を紹介。
それもそのはず。本国では結構な有名司会者。
「次は、日本最高のポピュラー・ピアニストの演奏です。何でもリクエストして下さい」とトンデモない発言を!(リンリンウェイが通訳してくれました)
結果、ヨーロッパ諸国の(日本の教科書に載っているような)「植生の宿」「ロンドンデリー」「シェワジュベチカ」やオーストラリアの「ウォルシング・マチルダ」、ハワイの「小さな竹の橋」、中国でも人気の「夜来香」、第2のメキシコ国家と言われる「シェリト・リンド」、アルゼンチンのタンゴ、フランスのシャンソン、イタリアのカンツォーネ・・・知り得る曲は全部弾き尽くしました。
忘れていた青春の想い出でした。