かつての愛知万博は「トヨタ万博」と言う人がいる程、トヨタと叫ぶより日本の自動車産業の命運にかかわる万博だった。
横やりを入れるなら、敢えて「長久手」を名称から外した点も良かった。
今回の万博は”木造リング”にこだわっているが往年の「太陽の塔」のようなインパクトは無い。
たった一人のアーティストの執念を超える熱量はゼネコンからは伝わらない。
何でも国の支出は大幅増。それを隠し切れずに白日の元にさらされて大慌て。
前回、愛知万博ではトヨタだけでなく日本の自動車産業の関連会社、下請け、ネジ1本に至るまで雇用の裾野を考えると「国民のため」そのものの国家事業。
今回は万博そのもの「不要」半数以上のアンケートも。
熱気は明らかな差で、一人のアーティストの執念による「太陽の塔」は記憶に残る名作となり、一方は計算違いの不名誉な記録として記憶に残る。
何たることゾ~ブルブルと心も寒くなりにけり。