歌手は各々、自分の歌唱スタイルを確立する過程で試行錯誤を繰り返します。
以前から東京で活躍する歌手から「エルムの人は個性がない」と言われて来ましたが、実は「クセがない」と言う事だと受け流しています。
少なくともマイクに噛みつかんばかりの(中にはマイク・ヘッドにルージュを塗りたくったかの人も)大声勝負の人もあります。
この点については、週刊新潮が写真入りで分かりやすく報じた事から今ではずい分矯正されました。
更にかつて神戸市主催の「アマチュア・シャンソン・コンクール」各地区予選の講評で審査委員長がこの点に触れた発言をされた事も大きく寄与しています。
「エルム」の歌手に共通しているのは「祈り・願い・叫びそして優しさ」と言う歌の本質を理解している事。
その上で「日本語で歌うシャンソンのバイブル」「」ラグジュアリー・シャンソン」と言った各々のスタイルを確立して来た事。
少なくともフランス人好みの歌唱者ばかりであるからこそ、彼女達がクレアシオン(創唱)した私の詞が次々と「法定訳詞登録」されたに違いありません。
アズナヴール、フューガン、デュモン・・・と言ったビッグ・アーティストが揃ってエルム歌手の歌唱を賞賛してくれた事は大きな誇りです。