おそらく日本で一番多くのシャンソンに詞を付けたライブ・スポット「シャンパーニュ」のオーナー故・矢田部さん。
「エルム」にも出演され歌われています。
その折に、経営ノウハウを僕にアドバイスして下さいました。。
「加藤君、ライブの客は女性が多いのだから男性歌手をもっと出演させなさい。」
確かにエルムの中心的レギュラーもエルム・シスターズは女性ばかり。
それは今日まで続いていますが、少しづつ男性(特にシンガーソングライター)出演者も登場するように・・・。
ムッシュの店もビッグ・ネームの方が彼の作品を歌った事がきっかけで出演されます。
その点では「エルム」も似ています。
ムッシュは、フランス語の忠実な訳詞と言う訳ではなく原曲から来るインスピレーションで詞を付けると仰っておられます。
彼の作品の特長は、日本人にとって歌いやすく心に届くものが多いと言う事。
原曲に近く詞をつけようとする余り「字余り」の訳詞が多い私とは正反対。
(この点は永田文夫先生も私の訳詞の欠点として指摘されました)
ひと筋に我が行く道を貫き、未だに多くの歌手に歌い継がれる歌を残されたその人生に万雷の拍手を!