東京の知人からロック座で使う為に、シャンソンの選曲をして欲しいと頼まれました。
参考に一度、舞台を観ておいてと招待。
まず観客の若さと熱量の多さにビックリ。
舞台ソデから演者が登場する度に拍手と掛け声。
客席から投げられる紙テープが踊り子に当たらぬよう「寸止め」にする技術。
何より驚いたのは最新の照明機材。
インテラビームこそ使われませんでしたが、バトンに吊された燈体回転式のアメリカナイズされたもの。
煙もスモークとドライアイスを使い分けられ、そこに当たるスポットもカラフル。
そして、鏡を効果的に使った演出。
私にとっては「未知との遭遇」。
実はこの時の印象が後に私が透明グランド・ピアノにカラフルな照明を当て、その上に寝そべった歌手に歌わせると言う演出につながりました。
更に、このスタイルはシルヴィー・バルタンのラスベガス公演から得たヒントも使っています
何事も創意工夫。そこには先人の挑戦があってそれを真似る努力が必要と思った次第。