Quantcast
Channel: 加藤修滋のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1933

青山さんと法定訳詞

$
0
0

日本シャンソン界での知名度は高くないが、L’ART DE LA CHANSON FRANCOPHONEのカトリーヌ・アトラニ会長が「日本語で歌うシャンソンのバイブル」と賞讃した青山さん。

彼女の創唱による「BTP FIESTA」が法定訳詞に登録されました。

 

 

 

▼青山桂子「BTP FIESTA」歌唱動画

 

 

 

 

 

 

過去、繰り返し記述しているように、この40年ほどの間に法定訳詞となったのは、そのほとんどが「エルム」所属歌手のクレアシオン(創唱)によるもの。

 

 

以前のように岩谷時子、なかにし礼、菅美沙緒と言った人達が訳詞家として活躍し、法定訳詞となる曲が次々に誕生した時代(逆にプロモーションの為にフランス側から依頼さえあった)は夢のまた夢。

 

 

今では、原作者自身がプレス前のCD音源を聴いて決めるケースが増えている。

従ってフランス好みの歌唱者が多い「エルム」所属歌手が有利。

 

法定訳詞登録をすると、訳詞者にも著作権の権利が与えられるので、商取引と考えると認めない方が作者にとってはトク。

 

 

それがアメリカでは、ほぼ著作権ビジネスとして特許同様の考え方をされるが、フランスではビジネスより文化的作品ととらえられる。

 

 

アーティストがいたからこそ私達は救われて来ました。

いずれにしても青山さんの歌唱のお陰です。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1933

Trending Articles