たくさんのビッグスターの方々が私にお力添えを下さいましたが、
学生時代からの永いお付き合いは、菅原洋一さんです。
当時、異彩を放っていた”SNOW”と言う月刊誌に
レポーターとして菅原さんへのインタビューを
カラー5ページにわたって書かせて頂きました。
タイトルは「愛のサンタクロース」。
今思えば「何と向こう見ずな事ことを・・・」と恥かしさが先に立ちますが、
若気の至りと思う次第。
毎年、名古屋巴里祭に出演して下さるようになった時、
平乃たか子さん(私にとって師匠のような存在)から
「菅原さんの伴奏リーダー、横内章次さんはとても厳しい方なので、そのつもりで」
とご注意頂きました。
でも私たちにとってはとても優しい方。
菅原さんご自身はマネージャーに厳しい言葉をかけられました。
後で聞くと、新人マネージャーが入ると事務所は菅原さんに付けて教育をしてもらうのだそうです。
単なる歌手としてだけでなくそうした特別なお役目も担っておられたのですね。
私達は優しさしか見て来ませんでした。
菅原さんともなると他人には分からないようなご苦労も沢山おありだったのでしょう。
今思えば、その菅原さんに若輩者の私がインタビュー記事を書かせた頂いた事に感謝すると共に失礼な質問もしたであろうと思う私に笑って対応して下さった度量の大きさに驚いています。
*「加藤ハツ館長を偲ぶ会」での菅原さんによる追悼歌唱には会場の皆さん方も感涙しておられました。