エルムがAV制作工場と勘違いされたと言う昔々のお話し。
エルムの1階と3階事務室にはあわせてとてもたくさんの機材があります。
パナソニックの注文生産VTRデッキ2台。
これは当時40万円ほどのもので、テレビ局に貸し出した事もあるほど貴重なもの。
日本のNTSC、フランスのSECAMはじめ南米や中近東、アジア諸国等世界中のテレビ方式に対応する貴重なもの。
リージョンコードを外したDVDプレーヤー。
8mmデッキ2台とMDデッキ1台。
通常のVHSビデオデッキ5台。
極めつけはモザイク消し装置。
ダビング防止機能を外すものですが、ウォルト・ディズニー関係のものは、絶対解除不能。
税務調査の折、ジロジロとながめる調査員の眼差しは明らかに不審者を見る眼。
それより覚えているのは調査員が
「美輪明宏さんが契約書なしで営業の仕事をする訳がない。」と疑われ、オフィス・ミワの國井社長にお電話したところ
「加藤さん、契約書を交わさないといけないような所とは、危なくて仕事などできませんよ」と一蹴。
事実、某ホテルが美輪明宏さんをディナーショーにブッキングした時は、
直接アプローチができず前田美波里事務所の力を借りました。
その他のホテルはエルムを通じてブッキングしていました。
時代の流れにより契約書を交わすようになりましたが、
この時の税務調査員との話は覚えています。
怪しげな仕事と誤解されかけたと言うお話し。メデタシメデタシ。