名脇役、故・内田朝雄さんは名古屋で公演のある度にエルムへ来店され、
真ん中の丸テーブルに陣取って、歌手たちに有意義なアドバイスして下さいました。
エルムのテーマ曲「ジュテーム・ア・ラ・フォリ」の歌い方について
「そんな顔して、ブッキラボーにあなたが好き…って言われても、何も感じねぇ~」
「aHanataHahHa sukHi って言うだよ。要するにエッチの発音をたくさんしろっていう事」
後から分かった事ですが、これはフランス人歌手が多用する
CES唱法(息もれ又は官能唱法)と同じで、
クラシック出身歌手や演歌を聴きなれている日本人は最も苦手とする手法。
短絡思考の歌手は、内田さんのこのアドバイスを聴いて
「要するにジュテーム・ア・ラ・フォリはエッチな歌と解釈するんですね」…???