学生運動にかかわっていた頃
(と言っても私自身は「ノンポリ」)、
大学祭に「頭脳警察」を招いたりする文化活動をしていました。
その頃、全国区の議員は強固な支援組織や後援会に守られた活動をしていました。
タレントの知名度に頼るようになる以前のことです。
音楽活動でも後援会の存在が取り沙汰されるようになったのはその後、間もなく。
ある時、平乃たか子さんから
「修滋君、私の後援会長をやってね」と。
トンデモナイ、そんな大それたことと申し上げました。
例えばデパートの社長に頼めば、同業他デパートに悪いし
他の業種でも同業他社への気遣いが大変だからとのこと。
私が固辞したので結果的には同業者の少ない方がなられました。
そう言えば、瀬間千恵さんも後援組織のことでは悩んでおられました。
多くの歌手が後援会を頼って活動せざるを得ない中、
幅広い聴衆とステージとの心の交流を続けるのは至難の技なのですね。