秋は全国津々浦々、シャンソン教室の発表会ラッシュ
特にシャンソン都市=名古屋では600人規模、800人規模のホールから
30~40人のお店に至るまで多種多様の発表会有。
そういう時驚くのは、プロ歌手コンサートより、多くの花束と差入れがあること。
花束やアレンジメントも1~2万円のものがあり、差入れはおいしいお菓子類。
そうした発表会で潤うのは、プロ歌手が出演しないシャンソン・ライブ(?)。
出演者スケジュール欄には表記され、
楽譜を持参した教室生徒さんたちが一曲歌っていくらの世界。
歌いたい曲をCDから採譜してもらう費用、
自分のキーの楽譜を清書してもらう費用、練習用のカラオケの作成、
果てはJASRACへの著作料支払いからドレス購入費、
又は昔のドレスが着られるようにシェイプ・アップする為に通う
トレーニング・ジムやダイエット食品購入、
発表会当日打ち上げ会場での飲食費、
後日来てくれた友人や、差入れ、花束への返礼品購入
…その経済効果の総計は膨大なもの?
でも、そうした発表会を重ねる度にどんどん元気になって、
お肌の輝きも増す生徒さんを見ていると、
家に閉じこもって通院と投薬を繰り返す人との幸福度の差を実感。
何しろ、殆どの来場者が心から「とても楽しかった」と言って帰られるから。
客席で涙するお客様方が、場合によってはプロ歌手よりずっと多いのは、
娯楽として鑑賞しようとするのでなく、
ステージに立つ友人の生きる姿勢にエールを送ろうとする人たちの感受性ゆえ(?)