淡谷のり子は亡くなる9年前まで
mss会館小劇場に出演。
淡谷さんには申し訳ない事に
mss会館小劇場は2階、
更に着替えは3階…
晩年、専属ピアニストを務められていた
松波常雄さんがいつも階段昇降介助を
して下さいました。
到着されると寒い時でも常に素肌の上にガウンを着てから化粧台に向かわれていました。
「下着の跡をお客様に見せるわけにはいかないのよ」
と教えて下さいました。
かつてキャバレー支配人をしていらっしゃったと言う
高齢のお客様は「芸人はどんな小屋でも出演する時、
初日と落日に寿司を小屋に差し入れするけれど、
淡谷さんは必ず中日(なかび)にも差し入れておられた。
ステージは自分一人でするものではない事を
よく分かっていて見上げたものです。」
1989年の映像が見つかり、今観終えました。
永田文夫先生との軽妙なトークがすぐれもの。