シャンソン大使との共演を毎年続ける歌手が日本各地に幾人もいます。
各都市を代表する歌手として、連続共演が3~4年を越えた頃から、
歌唱法がガラッと変化していることを、アコーディオンのミッシェル・グラスコが
指摘し、評価しています。
もちろん、そのうちの多くの方々は事前にフランス・シャンソン芸術協会発行の
ディプロム(歌唱免許状)取得の為のレッスンを受けています。
でも、それ以上に、本場フランスのアーティスト・歌手と同じステージに立つことで
習得したものが多いように思います。
宮崎の甲斐和代さん、浜松の大石直美さん、彼女のステージに3年連続ゲスト出演をして
フランス人アーティストと共演を重ねてきた川島豊さん、京都の波多野まきさん……
かつてシャンソン大使として7回も来日公演をしたジャクリーヌ・ダノの影響を受けた
広島の日高摩梨さんも同様にフランス人好みの歌唱法を身に付けた人です。
ジャズもフラメンコもタンゴもフラダンスも…ネイティブのアーティストと共演を
重ねていない日本人の一流アーティストは皆無であるのに、
シャンソンだけは……?という状況がようやく変わりつつあると実感!
5年も経てば毎年フランス人アーティストと共演することは当然となるでしょうし、
10年経てばCDでの共演=コラボレーションも当たり前となるに違いありません。
(既に日仏シャンソン協会の歌手たちにとっては当然となっています)
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習わずとも得ることができるもの
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