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第32回日本アマチュア・シャンソン・コンクール

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シャルル・アズナヴールがその歌唱を絶賛し、CDにメッセージを寄せた
ことで一躍知られた浜崎久美子さんや、10枚のCDリリースをしている
奥田晶子さん等を輩出した、神戸市主催のシャンソン・コンクールは今年で
32回目。


<応募総数>438名
<地区大会出場者>273名
<予選通過者>35名(男性6名、女性29名)
<同伴伴奏者>葛西輝武、堀直敏、テディ熊谷、江崎昭子、藤岡睦子、岩崎大輔
<最優秀歌唱賞>埴生美伽子
<歌唱賞>永島衣美、永田幸代
<奨励賞>大崎美知子、名倉和美、溝端由子
※「サキ」の字が文字化けしてしまうため「崎」を使用していますが、
浜崎さん、江崎さん、大崎さんは「山編」ではなく「立編」が正式なお名前です。


審査講評ではフランス語の発音に関して細かい注意有。
浜松のシャン・コンとは逆に、神戸のシャン・コンではフランス語での歌唱は
ハードルが高くなっている様子(ただし地区大会では、その傾向無)。

声の良さは歌の武器であるとの発言と共に、シャンソンは言葉を伝える側面も
大切ゆえ、声におぼれないこととの注意有。


元宝塚の村上信夫審査委員の言葉として、フレーズがブツブツ切れないようにとの
ことも。


最優秀歌唱賞の埴生さんは、「劇社瀑組」という関西の劇団の看板女優で、
シャンソンは独学なれど、劇社リーダー瀑一人氏の演出で、ステージングが
他の出場者とは明らかに異なっていて、異色ぶりが目立ちました。


10名位の人が誰が受賞してもおかしくない程、レベル伯仲している中で、
埴生さんだけインパクトの点で抜き出ていたことは間違いありません。

5名の審査員中声楽関係者が2名もいる以上、
特に高域での音程が気になりやすい楽曲は不利の中で「愛の願い」を
オリジナルとは異なったアプローチで歌った永島衣美さんの、
曲の処理は成功したようです。


ちなみに5名の受賞者の歌唱曲のうち「愛の願い」「アコーディオン弾き」
「シャンソン」と3曲とも複数歌唱者があり、同じ曲を歌う人がいると、
一人が有利、一人が不利になるということなのかな?と思わざるを得ない
今年の第32回日本アマチュア・シャンソン・コンクールでした。



モニター越しに撮影したステージの様子。




写真の向きが直せず、横向きですみません。
打上げ会場にて記念写真を撮りました。
KAKEHASHI代表の風かおるさん、
最優秀歌唱賞の埴生さんと伴奏の江崎さん、瀑一人さん、
ゲスト歌唱の浜崎久美子さんと審査員の中田幸子さん。


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