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Channel: 加藤修滋のブログ
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M.Matthieu Chedi’d東京公演

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シャルル・アズナヴール公演に関して、打合せの為に上京。

夜は、旧知のステファン・シャピュイから招待を受けて、
マチュー・マディドのライブを聴きに、代官山UNITへ。

通常は3,000円程度の日が多い中、8,800円という高額にも関わらず超満席
…と言ってもスタンディング・スタイル。


オープン19時から、スタート20時までは、
何と(!)82歳のDJ.Sumirockという女性(70代になってからDJになったという超話題の人)
が人気の的。

曲毎にド派手な眼鏡をかけてノリノリ。

客席も彼女を写真に撮る人、ツーショットで撮る人が次々と。

でも大音量なので、カメラマンと共に取材に来ていたENVIEとの会話も聞き取れない程。



20時スタートから終演の22時25分まで、
オープンから合計すると約3時間半立ちっぱなしだったので、
難病が完治していない身には過重労働。


マチューのライブは、作品の仕上がり、
歌もギターもそしてステージングも(特にライティング)も完璧。


ギター・テクニックは、エレキ・ギターは、こんな奏法もできる!
とばかり、技術の宝庫とも言うべきもの。

静かなカントリー風アルペジオあり、リズミカルなレゲエ風、
スパニッシュ系やチョッパー、オーバードライブ、ディスト―ション
…更には歯や舌を使って打弦するサプライズ奏法…から、
客席に仰向けで倒れ込んで、胴上げ状態でプレイまで…。



歌声もソフト・トーンのMCとは対極のシャウト唱法までバラエティに富んで、
しかも発声は喉の解放がしっかりできているので、やかましくない!

何より驚かれたのは演出。ロック系のコンサートとは思えない
エレガントでスマートなステージングと、
ノリノリのステージングの組み合わせは計算し尽されているのに、嫌味がしない。


冒頭、エレキ・ギター1本の弾き語りがしばし続き、
トリオの轟音を経て、客席の唱和を誘う。



少々、ダレルかな?と思った矢先、ベーシストにサイド・ギターのソロをさせておく間に、
引っ込んで「M」を連想させるLED付の仮面で登場。


早々にアンコール?と思わせる場面で、
延々と深々おじぎを続ける間にベースも同じLED付仮面を早着。

その後、ドラムも同様にLED仮面で、異様かつオシャレな空間演出。

オール・スタンディングの客席は、ノリノリのままフィナーレへ。



ステファンやシリル・コピーニに久しぶりに会えたことに加えて
ENVIEとは色々話が出来て意義深い一夜でした。


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