エルムにも名古屋巴里祭にも出演して来た美輪明宏さんは、
小さな空間と大きな空間とで異なる身のこなしをしていました。
ヴァレリー・ミシュレーもまた同様のテクニックを持ち、
6月30日の1100名のキャパのホールと、
7月1日のエルムとで全く異なるステージングで魅了してくれました。
名古屋巴里祭の翌日、エルム・ライブに友情出演し、
新聞記者の方もプライベート(お忍び)で来場して下さって大盛況の中、
前日と同じ振り付けでも異なった雰囲気を創出。
この日は、芹沢抄子さんのメイン・ライブで、ヴァレリーは友情出演。
突然ヴァレリーとミッシェル・グラスコが出てきて唖然としたお客様方は、
1曲聴いただけで早くも万雷の拍手。
いつもは元気印でお客様を楽しませる芹沢さんですが、
この日はリクエスト曲が、内容のシリアスな曲ばかり。
それでもうまく客席を巻き込んで、ステージへの集中達成。
後はヴァレリーとミッシェルの「これぞパリのシャンソン・リテール!」
と言う至芸で観客は興奮の渦。
美輪明宏さん始め、ジャクリーヌ・ダノ、ジャクリーヌ・ボワイエ等、
多くの本物のアーティストと同じ空間で共演を続ける事が出来るエルムの歌手たちが、
フランスで評価されるノウハウを身に付けることができたのは当然。
そうしたものを先輩が後輩に受け継いでいけるかどうかが今後の課題。
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空間の使い方が絶妙のヴァレリー・ミシュレー
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