パリのユーロペアン劇場でのコンサートの折、
リハーサルが終わったら音響のオペレーターが
「まだ時間あるよ」と声をかけてくれました。
「とっても歌いやすい音を創ってくれたお礼に、
貴方たちのコーヒー・タイムをプレゼント」と軽く言ったら、
まじめな顔をして「我々の事を考えてくれる貴方たちは、
その行為だけで偉大なアーティストだ」と賞讃の言葉。
エルムの顧問をしていた、
元名古屋市民会館の池田正行さんが教えてくれたこと
<現場の人たちを大切に>が活かされました。
池田さんは、バーニングというファッション・ショーの企画会社の社長時代にも、
「リハーサルは自分の為じゃなく、
音響・照明・舞台のスタッフの為にするもの」と教えて下さいました。
全ての人が仕事をし易いようにという気配りが、
素晴らしいステージを創出することに繋がると再認識。
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気配りの効果
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