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Channel: 加藤修滋のブログ
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メルシー!ジャンピエール

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どうしようもなく胸が苦しい時、悲しみに打ちひしがれる時、
そして生きる気力を失う時が誰にでもあるもの。

そんな時、どうすれば立ち直れるかをアドバイスする仕事を
役所時代14年間経験して来たにも関わらず、
自分のこととなると頭の中が真っ白になるものだと気づきました。

でも、今までどんな事があっても必ず何らかの助けが誰か
(場合によっては誰からも)からあって、
幸せな人生を送ってくることが出来ました。

母が92歳で逝った後、色々な事がありすぎたせいか救急のお世話になったり、
頭部外傷後遺症が悪化したかの状態に陥ったりしている今日この頃です。。



そんな時、またも奇跡のような事が起きました。

シャンソン大使=J.P.メナジェが、
全国11都市で館長の為に演奏した「ロレットの店で」を
レコーディングしてくれたのですが、
そこに彼自身の言葉でフランス語の弔辞も録音してくれました。

言葉の意味は分からなくても、途中「シュウジ」という呼びかけの所で、
いつも涙が出るのですが、不思議と悲しみではなく、
生きる勇気のようなものが湧いてくるのです。

彼の、私と館長とそしてエルムの仲間への想いが伝わるのは、
彼が涙を流してレコーディングした
その熱い思いのエネルギーのなせる業かも知れません。

今は、苦しい時にいつもその演奏とフランス語ナレーションを聴き、
涙が出た分だけ、体のどこかが軽くなった感じで、
次の仕事に立ち向かえます。


音楽を通しての友情に生かされた人生に感謝。

今月号の「月刊なごや」にそのレコーディングの事を書いたら、
とたんに幾人もの方から感動の言葉が寄せられ、そのことにまた感激。

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