日本には全国規模のシャンソン・コンクールが7つ有。
最大規模の神戸をはじめ、浜松、名古屋、大阪に各1つ、東京には3つ
…そのうち名古屋は29歳以下という年齢制限有。
毎年、コンクールから多くの受賞者が出るものの、
その後の活躍の場が保証されていない。
特にメディアへの露出は殆ど期待できない!
そこで、地域紙ではあっても、日本有数の発行部数を誇る
「名古屋劇場ジャーナル」とタイアップして、
シャンソン・コンクール受賞者を紙面のトップ頁に紹介する企画を昨年から開始。
毎月150人以上の来場者で、満席立見記録を12年以上続けている
「万博メモリアル・デー・コンサート」のゲストとして紹介。
その後取材をしてもらい、夜は「カフェ・コンセール・エルム」でも歌唱
…というもので、記事は2ヶ月後に掲載され、本人に200部贈呈。
それを各地域でのプロモーションに役立ててもらうという「シャンソンの扉」という企画。
もともとは、この記事には菅原洋一、大沢樹生等のビッグ・ネームや
フランスからの来演歌手、演奏者等が登場していたもので、
いずれにしても新聞のトップ頁に歌唱している写真入りで掲載されるというのは
PR効果抜群。
当日の評判によっては、その後のエルム出演にも繋がるとあって、
応募者続出で選考に苦慮。
来演した各コンクール受賞者(日本アマチュア・シャンソン・コンクール、
浜松シャンソン・コンクールはじめ多数)の中には、
その後各地域での活躍が目立つ人が出てきて、
その方々の口からは、会場の雰囲気も共演する名古屋の歌手の歌唱法も
「目からウロコ」との言葉が発せられています。
名古屋では歌手以上に、良質な観客が育っていることは、
かつてフランス・シャンソン芸術協会の元会長カトリーヌ・アトラニ女史が
フランセスカ・ソルヴィルの来日記念ライブCDレコーディング会場を
名古屋にこだわった事でも分かります。
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シャンソン・コンクール受賞者紹介コンサートの成果
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