昨日の北海道大会に続いての東北大会で、
その出場者の傾向が良く分かって興味深々。(下記敬称略)
51名の中から全国大会は、安部昭彦「哀しみの終わりに」、
西塚祥子「海のマリー」、森とし子「そして今は」、
横井さゆり「愛はあなたのように」、伊藤佐知子「永遠の愛」の5名が出場。
準が二人いて、森岳三「トワ」、藤原沙織「愛の讃歌」。
森とし子・森岳三はご夫婦で、過去カンツォーネ・コンクールの受賞歴有。
惜しかったのは、先日の東京シャンソン・コンクールで、
日本語部門グランプリだった
大木実がギター弾き語りで歌った「ロレットの店で」は、
やはり人と競うのに歌は別にしても、
フル・コンのピアノの音の厚みとギターとでは少々…。
西塚祥子は、秋田の高瀬みゅーじっくらぼ生徒なのに、
同伴伴奏の佐々木久美子さんでなく、公式伴奏の内山誠氏の伴奏で歌唱。
オリジナルのリズム・パターンとは違う伴奏にも関わらず、
歌のリズムの雰囲気を保ち、ピアノをリードする
(本来のコンクールとは別の、プロのテクニック)
場面もあって、特別賞があったらW受賞に価する!
伴奏のことを高瀬夫妻に訪ねたところ、
いつもと違った伴奏で歌えるよう、チャレンジさせた」
とのことで、これは高瀬さんの指導力を褒めるべきと判明。
同じ楽譜で彼女は先日、東京シャンソン・コンクールでも歌い、
その時はアニエス晶子さんのオリジナルを踏襲した伴奏だっただけに、
内心ヒヤヒヤ、ドキドキだったことと思います。
(神戸本選では伴奏の達人・森若三栄子さんが弾くので、
より力が発揮されるに違いない。)
東北地区大会は、今回同伴伴奏が8名も!
ゲスト歌唱もしたテディ熊谷さんはピアノの弾き語りで、
一番サマになっていたのがシャンソンではなく
イーグルスの「デスペラード」だったというのは年代を感じさせる。
ここでも井上和世審査員長の講評は、
「目を閉じて自分の世界に入り込み過ぎ」、
「マイクを使うのに声を出しすぎてやかましい」、
「声を作りすぎて怖い発声の人が居る」
…と辛口。
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日本アマチュア・シャンソン・コンクール東北大会
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