驚いたことに、岡山加代子さんのライブに、
広島からバイクで来場された方が有。
(でも、その後北海道までバイク旅行をされると聴いて一層ビックリ)
岡山さんの歌を聴いて、「日本一」と評価。
いくら何でも大げさと思いきや、とても詳しく聴いておられ、
更にシャンソンだけでなくポピュラー音楽知識の豊富な方で、
何を評価されたのか判明。
要するに声も表現も共に「引き出し」の多さが他を圧しているということで、
クラシカルな発声、シャンソン・フランセーズ・ヴァリエテの表現、
ラテンのリズム優先歌唱法、
もちろんCSSV(母音消去法)、CES(息もれ唱法=官能唱法)という
日本人が不得意な歌唱法もバッチリという多様性をしっかりと評価。
お話をしていると、ビフトル・ハラヤキラパジュンの名前が出てきたり、
「群衆」を「ケ・ナディエ・セ・パ・ミ・スフリール」と
アルゼンチンのオリジナル曲名で言われたり…
(シャンソンの専門家ですら、
この楽曲がアルゼンチンの楽曲とご存知ない方があるにも関わらず…)
ピアノ伴奏とバトル歌唱する箇所や抱擁し合う箇所を随所に創れる岡山さんは、
本人の能力と努力だけでなく、
カンツォーネ、ラテン、タンゴ、シャンソン各々の分野で
日本最高の歌手や演奏者と共演を繰り返しただけでなく、
ネイティブなアーティストとも同じ舞台を踏んできている事によって
創出された得難い歌手であることを、本人が知っていることも成長の要因。
その点では、エルムのもう一人の看板歌手=青山桂子さんも同じで、
歌唱ではそうした共演機会が二人より少ない浜崎久美子さん、
宮入公子さん、真路まなみさんは、それに続く可能性をいっぱい有し、
更に後に続く清水美帆さん、芹沢抄子さん等が今後、
来日する海外アーティストやフランス公演で共演する人たちから、
つかみ取るものの大きさに、とても期待が寄せられています。
ちなみに、エルムの歌手たちが共演して来た人は下記の通りです。
<シャンソン>
美輪明宏、瀬間千恵、ジャクリーヌ・ダノ、ジャクリーヌ・ボワイエ
マリ=ポール・ベル、コラ・ヴォケール、カトリーヌ・ソヴァージュ
アラン・ルプレスト
<カンツォーネ>
奥則夫、ジリオラ・チンクエッティ、セルジョ・ムーサ他
<ラテン>
マキリータ&ジロー、トリオ・ロス・ペペス
ロス・インディオス・タクナウ、エヴァンドロ他
<タンゴ>
菅原洋一、前田はるみ、阿保郁夫、グラシェラ・スサーナ
オマール・バレンテ他
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広島からバイクでの来店!
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