日本最古のシャンソン・クラブとして名を馳せた名古屋・錦「ソワレ・ド・パリ」
金子由香里、仲代圭吾…人気のベテランから、
有望新人の栗原道子はじめ東京「銀巴里」の主たるシャンソン歌手来演。
地元からは、「越路か平乃か」と言う人もいた実力派、平乃たか子がレギュラー歌手。
銀巴里を越える評価のひとつは、一流クラブから移籍したホステス群。
実は、そのオープン時に専属ピアニストとなるはずだった人が、
前の店との契約上、間に合わず不肖私が一週間ピアノを担当。
懐かしい想い出の「ソワレ・ド・パリ」の名物マッチが出てきた!
フランス小咄も印刷されたマッチで、3色旗の表紙をめくると中は左右に裸の男女イラスト。
男性の股間のマッチをちぎって、女性の股間ですり合わせて点火…という、
これまたフランス的な逸品。
当時は、このマッチだけでも超話題に。
その時の美人ママ・木村朱見さんと、錦の帝王・山下支配人と最近再会して、
懐かしい話に花が咲きました。
二人とも、その後充実した人生を送って来られたようで、顔立ちにそれが現れています。
「40歳を越えたら自分の顔に責任を持て」と言われますが、
まさにその点でも人生の先達。
若い、駆け出しのアマチュア・ピアニストの頃の思い出が色々と甦って来る今日この頃。