アコーディオンのミッシェル・グラスコは演奏中、鼻で息をしています。
当たり前…と思うでしょうが、日本のシャンソン歌手は口で吸う人が殆ど。
フランス人アーティストは(アズナヴールがその典型)鼻で息を吸って口で吐いて歌う。
その一方、わざと口で吸う息の音をマイクに居れることもあります。
武道でも同じことですが、一芸の達人は、他の分野でも同様。
故内田朝雄氏曰く、「歌手には、声を出す訓練の前に息を吸う練習をさせなさい」
それは、フランス人アーティストの歌唱法そのもので、
日仏シャンソン協会の歌手たちは、その教えに従って
①息を吸ってすぐ歌う
②息を吐きながら歌う
③息を吐ききって歌う
この3通りを駆使する事を覚えました。
ミッシェルがアコーディオンを弾く時も同じでした。