新しいシャンソン紹介・普及活動(シャンソンルネッサンス)の成果のひとつに、
JASRACの著作権分配金資料を基に作る統計有。
2012年→2013年の伸びは、どの曲もUP!
3.11に際してM.デルペッシュが贈ってくれた「哀しみの終わり~さあ!今から~」は、
楽譜無料配布の効果もあって約2倍、
E.マシアスの「幸せへの言葉~嫁ぐお前に~」は、
菅原洋一さん&浜崎久美子さんのデュエットという話題でやはり2倍。
しかし、何と言っても群を抜く「ジュ シャントゥ」の13倍(!)は原因不明。
オリジナル歌唱のマリー・ラザロも日本語カヴァーCDの青山桂子さんも
著名でないにも関わらず…。
約9倍となったパトリシア・カースの「ジョジョ」は
彼女の来日公演があった影響と思われますが、
C.アズナヴールの「恋は一日のように」の6倍、
モーリス・ファノンの「スカーフ」の4倍はやはり理由が分かりません。
3倍で5位となっている「モネの庭」は、シャンソン・コンクールでも
歌う人が出てきているので、それなりに納得。
ラジオ・TVの放送でのベスト5は、
①シャントゥ
②ジュ シャントゥ
③哀しみの終わり~さあ!今から~
④愛し児へ
⑤スカーフ
となっています。
ところが、コンサートでのベスト5は
①モネの庭
②愛し児へ
③ジョジョ
④哀しみの終わり~さあ!今から~
⑤スカーフ
と、少々違いがあります。
特に「モネの庭」は前年比6倍の伸びで驚き!
(でもP.カースの「ジョジョ」は前年は圏外でしたけど…)
ちなみに、加藤修滋作品は作詞・作曲作品は、
1位の「ラスト・リサイタル」
2位の「シャンソン・メモワール」
共に前年は圏外だったものが急上昇で、
そのうち「ラスト・リサイタル」は
名古屋巴里祭で劇団四季出身の鈴木綜馬さんが歌って
大好評だったことが追い風になったと思われます。