テレビから流れて来た日本人の歌う「灰色の瞳」を耳にして、オリジナルのフォルクローレを知っているだけに哀しかった。
私も面識のあるウニャ・ラモスの名演奏は、まさに「至宝」で日本人「エンタメ」とは相いれない。
歌で言えば「世界三大ギタリスト」の一人でもあるアタウアルパ・ユパンキの弾き語り、そしてコーラス・グループのエル・カントーレス・デ・キジャウアシ、ブエノスアイレス・オーチョ(スキャットも一級品)等、伝統的な歌もモダンなスタイルなものも、アルゼンチンには国宝級の人達がたくさん居る。
そうした人達と親しくお付き合いさせていただけた事は、忘れ得ぬ想い出です。