数え切れない作品と名唱、トークも人間性も私達世代のほとんどの方にとって「国民的歌手」である「さだまさし」が歴史に残る映画「次郎物語」で「男は大きな河になれ」と言うタイトルの歌を歌いました。原告は誰もが知るスメタナの名曲「モルダウ」。
哀しい人生は、スメタナ30代の頃に娘が3人とも病死した事に始まり、最後は両耳とも突然の難聴で全く聞こえない中で、プラハの「ブルタバ川」をテーマに創ったのが「モルダウ」。
各楽器の響きを重ね、リズムも村人たちの踊る「ポルカ」を加え、最後は長調で終わる素晴らしい作品。
その「モルダウ」に着目して「次郎物語」に挿入した「さだまさし」の感性も見事なもの。
彼の数ある名曲の中の一曲というべき作品だと思います。