通常は亡くなってからオマージュとして創られる楽曲を、
生前活躍中に私が捧げた「ALORS,NON・・・C’EST RIEN」は
ジャクリーヌ・ダノが来日して少し経ってから私が作詞・作曲しました。
タイトルはフランス人でも分かるように彼女の代表曲をタイトルにしました。
サブ・タイトルは日本語で「想い出の歌」と付けました。
内容は「実録云々」に近く「Jacquelineの声は魔法の様に、叫び、ささやき、そして祈り、心の中にしのび込む」に始まり、彼女の得意なナンバー「Alors,ET Maintenant,Quande Les Amants,Pas Toi,A Nohant,Non・・・C’est Rien」を挙げ「いつも側にいておくれ、このすばらしい人生の歌」で終わる私小説的なこの歌を私以外に歌った人は居ないらしい。
少々淋しくもありますが、楽譜の中に印刷されたコラ・ヴォケールとジャクリーヌ・ダノ、そして私3人の「3ショット写真」は懐かしいひと時を想い出させてくれます。
そして4ページ目に書いてある様に、ジャクリーヌはシャンソンで日仏両国に虹の橋を架けたのです。