あるレストラン・シアターでのお話。
バブル期の豪華な大理石造りの高級クラブ風で、オーナーの女性は「女王様気取り」、出演者は召使状態。
「仲代圭吾」さんについては「仲代達矢」の弟と言う事でそれ相応の態度。
ところが「岡 庸子」さんはオーナーが名前を知らないので「どこの馬の骨」的扱い。
余談ながら西武の堤氏は、シャンソン・ファンで「男は圭吾君、女は岡さん」と目に掛けていらっしゃいました。
冬の寒い日「ミンクのコート」をまとって店に入った岡さんに「私より良いコートを着るなんて、分をわきまえなさい!」と一喝。岡さんから私の所へウロタエて電話があり現場に飛んで行って取りなし、ステージは開催。
でもオーナーは陰で私の事を「河原乞食の一味」と言ってたらしい。
画廊主とライブハウスのオーナーは、パリでは同等なんですけどねェ。