我が友、アストルは「死人に口なし」で、さぞ悔しがっているであろうと思うので、ここに再び「リベルタンゴ」について書きます。
先のブログでも記述した様に、彼は自分の音楽を「タンゴ」とは言わなかった時期に、イタリアのスタジオ・ミュージシャンと気が進まないLP録音をしました。
「リベルタンゴ」「メディタンゴ」「アメリタンゴ」と言う曲名は、オチョクリ&皮肉なネーミング。
「駄作」と言ってはばからなかった「リベルタンゴ」をコピーして演奏する、ヨーヨーマやキース・ジャレットはじめ世界的アーティストの存在にはヘキエキとしていたに違いない。
そもそもアストルは、私に「俺の音楽はブエノスアイレスの今日の音楽だ」と語った。
従って、「ブエノスアイレス」とは無縁なイタリアのスタジオ・ミュージシャンは気に入らない。日本でも一流のスタジオ・ミュージシャンで作ったバンドのサウンドは全く不評でスグ解散したっけ・・・。
「今日の音楽」について常に進化するアストルの作品は、カヴァーでのコピーには適さないと言う事。
最高傑作「アディオス・ノニーノ」はじめ「ブエノスアイレスのマリア」「チキリン・デ・バチン」「ロコのバラード」「ブエノスアイレスの春・夏・秋・冬」「キチョ」すべて彼にとっては「タンゴ」ではないのでアル!