新しいシャンソンを日本に紹介・普及させる運動=シャンソン・ルネッサンスの
統計レポート作成中。(2011年~2013年分)
JASRAC(日本音楽著作権協会)の法定訳詞分配額から算出したもので、
いわゆる違法訳詞は統計リストから除外。
訳詞著作権利料ベスト10は、
2011年~3年連続、ミッシェル・フューガンの「シャントゥ」が断トツトップ。
同じくM.フューガンの作品で愛知万博グローバル・イメージ・ソング
「ブラボー!ムッシュ・ル・モンド」は2011年2位、
2012年4位と順位を下げ、2013年は10位以下。
代わって、2011年4位のモネ財産公式イメージ・ソング「モネの庭」は、
2012年3位、2013年2位と順位を上げ、
浜崎久美子さんのメジャー・デビュー・シャンソン「愛し児へ」も
2011年8位、2012年2位、2013年3位となっています。
ベスト10圏外ですが、マリー・ラザロの「ジュ シャントゥ」は
2012年→2013年の上昇率では13倍にも及ぶという驚異的伸び率です。
2013年にパトリシア・カースが来日公演をした為、彼女の「JOJO」が8倍、
「ホテル・ノルマンディ」も2倍もの伸びで、
やはり本場アーティストの来日公演で日本シャンソン界が盛り上がることが実証されました。
意外なところでは、シャルル・アズナヴールの「恋は一日のように」が5倍、
モーリス・ファノンの「スカーフ」が3倍の伸び率という理由は不明。
内容的には、コンサート上演曲Bestでは、「モネの庭」(6倍)、
「JOJO」・「哀しみの終わり~さあ!今から~」(1.6倍)「愛し児へ」(1.3倍)、
と続きます。
放送(テレビ、ラジオ)では、2011年「愛し児へ」「シャントゥ」が断トツ。
2012年「喜びに包まれて」「シャントゥ」、
2013年は「シャントゥ」「ジュ シャントゥ」に続いて
「哀しみの終わり~さあ!今から~」「愛し児へ」「スカーフ」の順となっています。
有線では、2011年「ブラボー!ムッシュ・ル・モンド」「ホテル・ノルマンディ」、
2012年と2013年連続して「シャントゥ」「ブラボー!ムッシュ・ル・モンド」が
1・2位でした。
カラオケ部門では「シャントゥ」が3年連続トップ。
2011年は「愛し児へ」「ホテル・ノルマンディ」、
2012年「幸せへの言葉~嫁ぐお前に~」「愛し児へ」、
2013年「幸せへの言葉~嫁ぐお前に~」「ホテル・ノルマンディ」と続いています。
特に「哀しみの終わり~さあ!今から~」は前年比10倍もの伸びとなっていて、
3.11の影響がありそうです。