役所務めの頃、外部団体のお世話係として飲食を伴う「お座敷」へ出かけた折、生まれて初めて「芸者」なる人の三味線やら舞踊やらを眼前で見ました。
職員となってまだ間もなかった私を「あら、可愛いお坊ちゃんは会長さんのお孫さん?」と冗談でカラカワれたものです。何故、名古屋の芸者でなく遠く「瑞浪芸者」だったのかは不明。
いずれにしても一流の「芸」を持ったお姉様方とは違い、パーティー会場に派遣される「コンパニオン」は単なる学生のアルバイトも。あるパーティーで来ていた「コンパニオン」の中にかつて子供会のメンバーだった大学生が居て「何で君がここに?」と聞いたら「卒業旅行の資金の為です」と言ってバツが悪そうに遠くのテーブルの方へ行きました。
ところで今でも「瑞浪芸者」なる人達は存在するのかなァ?
時代は変われど、文化を守る方々にはエールを贈ります!