「歌は祈り・願い・叫びそして優しさ」はエルム・メソッドの歌詞(言葉=言の葉=魂)表現の基本。
その一方”企業秘密”として外部の歌手には伝えて来なかった事に「リズム」があります。
余り知られていないのが6/8(8分の6)は何拍子?と言う事。
農耕民族にとっては単に3拍子(サーカスのジンタに使われる「美しき天然」がその例)、騎馬民族にとっては2拍子と3拍子の複合リズム。
前者は馬が早駆けする時(タッタカ、タッタカ)後者は普段歩く時(パカ、パカ、パカ)。
もうひとつは、アストル・ピアソラが最初にクロス・オーバー・サウンドとして開発したもので古典タンゴの「ジュンバ」とオラシオ・サルガンの「アフター・ビート」自身が得意とした
私達「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ」を褒めてくれたのもそうしたリズムを模倣した事にあるのかも。
今の時代は何でもアリ状態ですけれど、味わい深い言葉と無関係なリズムだらけなのが哀しい。