フランスの娼婦の歌は悲劇のヒロイン。
ところがアルゼンチンでは少々異なる。
タンゴの名曲「淡き光に」では、せかせかしたものでなく高級コール・ガールと夕刻から「ブランデー」を飲み、二人の愛を邪魔しない様、置き物の犬と言うシチュエーション。
コリエンテス48番地の高級マンション(もちろん彼女の持ち家)で始まり、2番は電話番号と言う小粋な演出。演劇で言うならスペイン芝居同様の哲学を内在するタンゴとフォルクローレに共通のものが存在。
他の中南米諸国とは、その辺全く違うのはアルゼンチンのお手本がフランスであった事による。
道路や街区の設置仕方を見ればそれが分かる。