NHK「映像の世紀」のテーマ曲「パリは燃えているか」は、加古隆の名作。
場面ごとに楽曲が喜怒哀楽を表現するだけでなく「不安」や「恐れ」すら感じさせるものが素晴らしい。
エンドロールに書かれている羽毛田丈史氏は映像音楽やドラマの作曲に加えてプロデューサーとしても活躍されている方なので、もしかしたらN響を使ってのサウンド構成にかかわっておられる(?)とか。
加古さんがパリ国立音楽院でクラシックを極められた時期、もしかしてシャンソン・フランセーズ・ヴァリエテを耳にされたのかも(?)と空想するのも楽しい。
悪の権化であるヒトラーだが、パリでの戦果が中々届かない事にイラ立って発した「パリは燃えているか」の言葉が今、名曲誕生にかかわっているかと思うと皮肉にすら見える。
考えつかない結末は、世界史上にはあるものですネ。