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Channel: 加藤修滋のブログ
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フランスの流儀 事実を歌に

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以前からよく聞いた話。

”フランス人は実際にあった事を歌にする”

 

 

幾人かの親しいアーティストには実際に確認。

「酒と涙と男と女の単語があれば曲などすぐ作れる」と言った人がいる日本とは文化が違う。

 

 

特に、セルジュ・ラマは自分の身の上に起こった事に強いこだわりを持つ人。

例えば「誇り高き人生の灯~ジョルジュ・ブラッサンスと祖母に捧ぐ~」について、私の詞を認めた上で「自分の大切な祖母の人生は、フランス人でも分からないのでサブ・タイトルをカットして欲しい」と。

 

 

同様のこだわりは「赤い風船」「病の果てに(灰色の道)」にも。

 

 

ミッシェル・ジュールダンも「私の村は水の底」について「幼い頃の哀しい思い出」と言いました。

 

 

そう考えると私にはどうしても納得できない事が・・・。

ジャクリーヌ・ダノがジャック・ブレルの「行かないで」を最初に歌ったフランス人だと言うのに、その後決して歌わない。

 

 

不躾に理由を聞いたら「誰にでも他人に言えない秘密はあるものヨ」と煙に巻く返答。

 

 

「貴女の連れている犬(当然、鎖付き)」どころか、その犬の影でも良いから傍に居させて」と訴えるジャック・ブレルの最高の芸術的歌唱を聴く度、その相手の女性はジャクリーヌ・ダノかも知れないとの想いを巡らせるのです。真相はいかに?

 

 

2人とも天に召されたからには「神のみぞ知る」

嗚呼!

 


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