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Channel: 加藤修滋のブログ
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アマチュア・シャンソコン全国大会

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29回日本アマチュア・シャンソン・コンクール全国大会に、

中部大会事務局として、92歳の館長と共に神戸へ。


福岡、名古屋、仙台、東京での地区大会も行っているので、出場者の多くは既に顔なじみ。

地区大会での同伴ピアニストや客席の応援団にも顔見知りの方があり、

同級生の川添さん(学生時代、男子生徒のマドンナだった人)にも逢えて幸せ。



グランプリは、秋田の高瀬さん門下生・嘉川香織さん、

歌唱賞は東京のYU-MEさん、

奨励賞は神戸の栫井さん門下生・島田宝子さんと、

目白でカフェ&シャンソニエを経営する高梨雄太郎さん、

そして東京のフランス語で歌うシャンソン・サークル

宇藤カザンさんのグループ)の村田ナオミさん&大木明さん。

パフォーマンス賞は、東京の岩元ガン子さん

(審査員も大笑いする程の圧倒的パフォーマンスに脱帽)



井上和世審査委員長の講評は微に入り細に入り…

ララ・ファビアンがのり移ったかのような歌唱ぶりの

岸本真知子さんの「ジュテーム」に言及。

ジュテーム」以外の単語を明確に!との注文。


荒木里佳さんの「愛の幕切れ」は、

フランス語の「セ・フィニ」はfを唇噛んで発音するべきと細部の指導。


私個人としては、

(東北大会でも同じことを感じましたが)

大木実さんの「ラ・ボエーム」で庄子純一郎さんのピアノとの

絶妙なコラボレーションが、フランス人のシャンソン・テイストがあって

好感の持てるものでした。



渡邉里奈さんの「バラ色の人生」は、フランス語を自在に操る歌唱法ですが、

日本人にはその良し悪しの判断は難しいかも…。

こういうタイプの人は、

今秋から初めて開催されるアリアンス・フランセーズのフランス語で歌う

シャンソ・コンクールで真価発揮となるでしょう。

(29歳以下という年齢制限もあります)



岩井映園子さんの「ゲッティンゲン」は、

後方客席の女性二人が“ゲッティンゲンを二人歌ったけど、

訳詞で全然違って聞こえるわね”と好評。


歌唱後、岩井さんは3人から“誰の訳詞?”と尋ねられたそうで、

言葉を丁寧に伝えることができた証拠。



リハーサルでは長濱和美さんがとても良い出来でしたが、

本番では藤原ちか子さんの方が声の伸びもコントロールも良かった…

加えて、リハーサルではバッチリだった白梅ちゃんは、本番で歌詞を間違えた…

ということは、要するに普段のステージ数の違いは本番に大きく表れる!




オフィシャルの打ち上げに参加した後、出演者懇親会に駆けつけましたが、

清水ヒロシさんの顔が見れず残念。



余談ながら、山田直毅さん、柚木かほさん、

そして今回の嘉川香織さんも、No.33は受賞者の宝庫!


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