タンゴの殿堂と言われた頃に始まり、
シャンソンを経て世界の音楽を聞ける場所となったmss小劇場とエルム。
コロナ禍を経て、今は2階が配信スタジオに生まれ変わり、
ダイアモンド☆ユカイやビジュアル系アーティスト、若いシンガーソング・ライターなどが出演。
美輪明宏、菅原洋一、グラシェラ・スサーナ、永六輔などが出演を重ねたmss小劇場は、「クリスタル・スタジオ」として新しい歴史がスタートしました。
一方、エルムは
松本幸枝(日本人としてパリ・シャンゼリゼ劇場に初出演)、青山桂子(フランスの評論家が青山のCDを「日本語で歌うシャンソンのバイブル」と賞讃)、岡山加代子(C.モネ財団イメージソング歌唱者)をはじめ、エルムの歴史に名を残して来たアーティストたちによって創られた”理想のシャンソン空間”が守られています。
時代と共に変わるものは常にありますが、
エルムが長い間その地位を保てたのは
いつも新しいものを追い続けたその歴史があっての事なのです。