卒寿を前に惜逝された日仏シャンソン協会元顧問の永田文夫先生からは、
色々なことを教えて頂きました。
その中のひとつに、とても大切なアドバイスがあります。
「フランスのアーティストと友人関係を結んでいる人は、
修滋さんしかいないのですから、日頃から新聞や雑誌記者と親しくして、
裏話など伝えておくと良いですよ。
メディアは視聴者・読者に伝えるべき価値(報道価値)があれば書きますからね」
このアドバイスに従って、ありきたりのプレス・リリースではなく、
視聴者・読者目線での取材依頼を出すようにしてから、
驚くほどの取材・報道をしていただけるようになりました。
時には、全紙・全局がまるで報道合戦の様相を呈して、
業界的には「特ダネ」だの「特落ち」だのという言葉も飛び交うことまで
起きました。
でも全国的にみると、意義ある活動をされているシャンソン歌手の方が数多く
いらっしゃるのに、そのことが報じられることはないという現状を憂い、
日仏シャンソン協会の特別講座として「メディア露出の為のプレス・リリースの作り方」
を展開したところ、幾人かの方がメディアで活動を取り上げられるように
なってきました。
永田先生のひと言が、日本シャンソン界のメディア対策(?)に活かされていることに、
今更のように感謝。
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永田文夫先生の教え
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