7月末でシャンソン大使全国ツアーがすべて終了。
今までブログで書いてきた大阪、岐阜、浜松につづいて
7月12日は京都公演でした。
第22代シャンソン大使=ヴァレリー・ミシュレーにとっては、
初の京都公演ということで見るもの全てが新鮮。
タクシーの窓からソロを歩く3人組を見つけて「キモノ!」と叫んで
大喜び。
すると、今年だけで3回目の京都となるアコーディオン奏者のミッシェル・グラスコが
「メズラシイデス。ホンモノノ、マイコ」と日本語で言うけれど、
年一回ステージの為にしか京都へ来ない私は半信半疑。
タクシー運転手に確認すると、「昼から見かけることは少ないですね」とのこと。
日本人より日本のこと、特に京都について詳しくなったミッシェルは、
演奏するよりフランス語での観光ガイドの方が収入になるかも?!
という冗談で車中盛り上がりました。
京都公演は日本人共演者の伴奏の役目はないので、もっぱらマネージャー業。
(特に今回は各地とも、2人のために喫煙可能エリアを探すのが第一。)
ミッシェルの記憶力は抜群で、波多野まきさんの伴奏者=坂下文野さんの名前も、
パワフルなピアノ・タッチも「巴里野郎」のブッキング&プロデューサーであることも、
しっかり覚えていました!
英語の得意な波多野さんは、ステージ上でも打上でも弾丸トークで2人のフランス人と
コミュニケーション。
毎年、遠方からのお客様のある波多野さんのステージは、
坂下さんの伴奏共々エネルギッシュに観客を引っ張り込みます。
今年はそれに加えて、ミッシェルの繊細なアコーディオンと融合する歌唱法も
身につけて、表現の幅が広がりました。
浜松の大石直美さん、水戸の大橋保子さん、東京の星野SHOKOさんも同様で、
毎年年一回フランス人アーティストとの共演を続ける歌手が、
こうしてフランス人アーティストから直接吸収するものがあることは、
今後の日本シャンソン界の方向性を示唆していると確信。
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第22代シャンソン大使・京都公演
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