この10年位で、シャンソン・コンクールの出場者のマイクの持ち方に
ある変化が出ています。
アズナヴールと同じ(美輪明宏、菅原洋一も同様)ように、
唇より下で少し立て気味にする人が増えたので、ポップ・ノイズ、
リップ・ノイズの目立つ人が減りました。
以前からAFJC会報で力説していることですが、この会報が
「プチるたん」で折込配布されるようになって、よりそのパターンが
増えたように思います。
決定的なのは、日本アマチュア・シャンソン・コンクール審査委員長が
井上和世さんに変わられ、各地区大会講評でも「マイクを吹く人がいる」と
指摘されていること。
変化といえば、東北大会の出場者のドレスはこの5~6年で急変。
おそらく仙台に拠点を持つセンスの良いドレスショップの影響でしょうか?
もう一つの変化は、PAがモニターをサイド・モニターにする所が
増えて来たこと。
これもAFJCが提唱していたことで、大きなフット・モニターが足元にあると、
ステージ上での動きに制限がある上、ドレスの膝から下が見えなくなってしまう
ケースも有。
ところが、日々の教室発表会やコンサート等ではフット・モニターが主流のまま
なので、コンクールの時に音の聞こえ方が違って歌いずらい出場者もある様子。
全国的に応募者の減少傾向が止まらない一方、
平均的レベルが高くなっています。
一つには、毎年出場する人の増加と、他の幾つものコンクールに次々と応募する
(コンクール・マニア)の人口増加も後押ししている様子。
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シャンソン・コンクール雑感(2)
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