私ごときが個人的にテロについて論ずるのはおこがましいかもしれませんが、
一個人の集合体が世界である以上、一人一人が考えを述べ合うことは必要。
世に100%善人と100%悪人が居るわけではなく、人の心の中の正義と邪悪の比率が
時と場合で変わって表出す限り、語り合い理解し合う事によって
多民族・多宗教・多文化の人々が共存することが、繰り返し討論され、
書物にされ…て来ました。
平和的に問題解決をすることを簡単にあっさりと諦め、
対立する物を抹殺して、全てをリセットする考え方と方法は、
最近のコンピューター世界が将来抱える大きな問題だと
幾人もの人が何十年も前に指摘していました。
〇か×かを組み合わせ、物事を組み立てる事の利便さに、
人間本来の「あいまいさ」や「とまどい」が押しやられた結果です。
音楽はイメージの産物です。
人々は異なったイメージを互いに共有しつつ、
同じ空間に存在できるからこそ、
音楽は国境と言葉の違いを越えて人の心を結び合うと言われて来ました。
歌は、世界中どこでも美しいメロディーと美しい言葉で綴られています。
だからこそ、今、歌の役割が大切なのです。
何十年、いいえどれだけ長くかかるか分かりませんが、
その歌の力で、人の心を結び続ける事が不可欠です。
モーリス・ファノンの言葉
「シャンソンの三大要素は、祈り・願い・叫び」と、
それにジャクリーヌ・ダノが付け加えた
「やさしさ」を私たちは一層追及して歌い続けます。
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9.13パリ同時テロに思う
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