照明・音響会社アースワークとは四半世紀のお付き合い。
元林社長自ら舞監をされたりするので綜合的なことを丸投げする時は、
いつもアースワークにお願いし、
特に教室生徒発表会では細部に渡って依頼した意外のことまで
気をまわしてやって頂いて来ました。
今回の教室生徒発表会は、私の眼の問題で、
よほど誰かに演奏を代わってもらおうかと思ったものの、
プロと違って生徒の場合は、充分覚えきらず間違える箇所があったり、
人によっては緊張してリズムがはやくなってしまったり、
逆に偶数小節の助詞を伸ばし過ぎる人等あるので、
その癖を70名分も他のピアニストに覚えてもらうことは不可。
従って、斜位で五線が十線に見え、加えて眼瞼下垂で視野狭窄、
そこから来る首の極度な突っ張りで顔が正面を向けず、
ひどく俯いた状態でピアノを弾く事に…。
一ヶ月位迷った末、やはり自分で弾く事にしました。
何しろ、生徒にしてみれば一年間一生懸命練習を重ね、
努力し、ようやく迎える花のステージなので、それを考えると無理をしてでも…。
ところがやはり第一部で10人を過ぎた頃から体全体に異変。
それを見て取った元林社長がソデ幕の間に横になれるスペースを作り、
毛布、座布団、枕、飲料をエルムのスタッフと共に用意し、
パテ―ションで出待ちの生徒から見えないようにして下さいました。
本番前に待っている生徒が同様しないようにという、
その配慮に改めてアースワークの業績が
(他の業者は次々と倒産する中にあって)
着実な理由を見た思いです。
思いやりとか優しさとか、そうした気を回し合うことで
人間社会は少しでも良い方向に向くと館長が言っていたことを思い出しました。
↧
アースワークの業績が着実な理由
↧